さいたま市桜区に「何ヶ月か前からトイレが頻繁に詰まるので調査と修理をお願いしたい」というご依頼で調査および修理に伺いました。
現場到着後にテストしてみるとこの時点では詰まりはありませんでしたが、直近だと一日前に詰まりが発生し、マンション管理組合経由で依頼ができるサービスを利用して解消してもらった（今までもそうされていた）とのことでした。
繰り返し詰まる症状で可能性が高い原因としては
- 便器内に異物がある
- 排水管側に問題がある
- トイレ自体に問題がある
のいずれかです。
状況を確認するためにトイレットペーパーを数回流してみたところ案の定詰まりが発生しました。
テスト結果からして便器内異物の可能性が濃厚になりましたが、もう一つの可能性として事前にお聞きしていた内容から、異物ではないけど異物のようなものが管内に付着堆積していることが考えられました。
いずれにしても便器を外さないと確認も解決も出来ない状況のため、お客様にお話しして便器を取り外すことになりました。
便器脱着・詰まり修理
設置されていた一体型トイレを取り外しました。
一体型トイレ
トイレを取り外したところ
上の画像の床上にある部品は便器と排水管を接続する【排水ソケット】と言われるものです。
ソケット内を上から覗き込んでみると黒いスライムのような物体で埋め尽くされていて、先ほどテストのために流したトイレットペーパーもそこに引っかかっていました。
この黒いスライムがまさに原因の可能性の１つとしていた「異物ではないけど異物のようなもの」です。
この黒いスライム（バイオフィルムとは違います）はどこのご家庭でも発生するものではなく、ご家族に糖尿や高血圧などの長期にわたり定常的にお薬を飲まれている方がいらっしゃる場合に発生します。
このことはお客様もご存知で、事前にそのことをお聞きしていたので可能性があることをお話ししていました。
戸建住宅などでは排水下流側（排水マス）から高圧洗浄で少しづつ引っ張りだしながら取り除いていくことができますが、今回はマンション５階ということもあってそれができません。
黒いスライムとは言っても感触はゴムのような感じで、簡単に砕くこともできません。
やり方は限られてしまうのですが、取り除ける範囲は取り除いて残りはお湯を流しながら棒やトーラー（ワイヤー）を使用して少しづつ縦管まで流し込みました。
作業の途中に管内に滞留していた水が一気に縦管に流れ込む音が聞こえましたのでこの時点で詰まりは解消されたと思われましたが、お客様のご了承を得て念のため管内のカメラ調査も行いました。
管内カメラ
カメラ調査の結果、問題なく縦管まで通っていることをお客様と一緒に確認しました。
この後、便器を元に戻して複数回洗浄テストを行い再発がないことを確認して無事に完了です。
長い間悩まされていた詰まりの根本原因が取り除けたことでお客様にも大変喜んでいただけました。
当店ではご家庭内水まわりの詰まり修理はもちろん、頻発する詰まりの原因調査（カメラ調査）なども承っております。
詰まりや水漏れでお困りの方はお気軽にご相談ください！
■料金一覧
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