ご贔屓にしていただいているお客様から「水道局から漏水を指摘され、一階天井から水漏れのような音がする」というご依頼で修理に行ってきました。
現場到着後にまずは水道メーターを確認し、漏水の確認を行いました。
パイロットは確かに回転していて漏水していることは間違いなさそうでした。
もう一つ、3〜5秒おきくらいに水道メーターがコンっと小さな音とともに振動していることも判明しました。
次に屋内で漏水のような音がするという一階洗面所を確認させていただきました。
音はすぐに確認できて、音の鳴るスパンと音質が先ほどのメーターの音(振動)と連動していることがすぐに分かりました。
ご依頼の時点でトイレが水漏れしているという事はお客様から伺っていたので、次にトイレの水漏れを確認しました。
便器内だけみれば大した事のなさそうな水漏れでしたが、タンク内を確認するとポタポタではなく常時糸状に水漏れしている状況でした。
水道代もいつもより倍以上にかかっていたということでしたが、今回くらいの量の水漏れをしていればその差額も理解できるというような状態でした。
トイレの止水栓を閉めて再度メーターを確認するとパイロットはピタっと止まっていました。
また、メーターの振動と一階洗面所で聞こえる音も鳴り止みましたので、この音の原因としてはボールタップやメーター二次側、蛇口などに設置されている逆止弁が微妙な漏水の影響を受けて振動を起こしていたと推測できました。
トイレ水漏れ修理
原因が判明したので、お客様にご説明して修理を行いました。
作業内容はトイレタンク内のボールタップとフロートゴム玉の交換です。
現行と違ってタンクの手洗いが蓋ではなくボールタップに繋がっているタイプです。
このタイプは汎用品のボールタップに交換すると手洗い管が接続できなくなってしまうのと、サイホン管に浮玉が干渉して「水が止まらない」「水が溜まらない」などの不具合が出る可能性がありますので、部品代が少々かさみますが専用の物に交換させていただきました。
部品交換後に水道メーターと一階洗面所の音の確認をお客様と行いました。
メーターはピタっと止まって、音も無くなっていました。
キッチン蛇口交換
トイレ修理完了後、お客様からキッチンの蛇口も見て欲しいというご要望で確認させていただきました。
蛇口本体の継ぎ目から常時水漏れしているということでした。
最初は使用時だけ漏れていたそうですが、最近は使用していなくても漏れている気がするということで、ご使用年数も考慮して交換させていただくことになりました。
現状水道代に影響するほどではなくても水漏れを放置するのは危険(より大きな被害=出費につながります)ですので、お早めの対応をお勧めいたします。
水漏れ、詰まりでお困りの方はお気軽にご相談ください!