深井戸ポンプの水が出なくなったというご依頼で群馬県桐生市に行ってきました。
井戸ポンプ本体は今年の3月頃に交換済みとのことで、原因としては
- ジェットの不具合(ストレーナーつまり含む)
- ポンプから井戸内配管の不具合
- 井戸自体の問題(水位低下など)
などが考えられます。
到着後に確認するとやはりポンプ本体に問題は無さそうでした。
次に井戸の水位を確認したいのですが、肝心の井戸が埋まってしまっていたので、まずは井戸の位置の調査から始めることになりました。
井戸位置の調査と水位の確認
下の画像はお客様が「大体この辺だったと思う」と仰っていた所です。一般的には井戸ポンプが設置されているすぐ側に井戸があるのですが、ここはポンプから2〜3mくらい離れた場所です。
試しに棒で周囲を少し突っついてみましたが感触はありませんでした🤔
どのくらい深く埋まっているかも定かではないので、ポンプから配管を辿って掘り進める事にしました。
無駄な労力をかけないためにグレーの配管が見えた時点で先に掘り進めていきます。
1枚目の画像の岩がゴロゴロしている辺りまで掘り進めると
!!!!ありました!
2本の配管(吸込みと圧送)がエルボで下向きになっているのでここで間違いありません🤨
周囲をさらに掘ると井戸のフタが出てきました。
位置が分かったので井戸の穴を塞いでいるビニールを剥ぎ取って穴を露出させ、隙間から水位を確認しました。
水深はかなり浅くなっているようでした。
ただ、少量の使用においては特に問題の無いレベルでしたので、一度配管とジェットを引き揚げて新しくやり直す事になりました。
ジェットと配管の更新
井戸内の配管を引き揚げるためにまずは地上部の横引きと縦管を切断して分離します。
分離後に井戸内から縦管を一気に引き揚げました!
続いて上の画像の穴から新しい管を接続しながら挿入します。
井戸の入り口の配管に固定金具を取り付け。
あとは横引きと縦管を接続すれば完成です!
作業後に呼び水をしてポンプを作動してみたところ、無事に水が出るようになりました👏
お客様もようやく水が使えるようになってとても喜んでくださったので良かったです!
今回は遠方への出張でしたが、新鮮な空気と綺麗な景色が見れて満足でした👌