「水道局から漏水の指摘を受けたので、トレーサーガス式漏水調査をお願いしたい」というさいたま市浦和区にお住まいのお客様からのご依頼でした。
水道局の検針の際に漏水の可能性を指摘されて、水道料金も4万円ほどと高額になってしまったとのことでした。
当店へのご依頼の前に、いつもお願いしている水道屋さんに漏水調査を依頼されたそうですが発見に至らず、その業者様から当店のトレーサーガス式漏水調査を紹介されたとのことでした。
漏水調査(音聴、目視など)
当店では、ご依頼内容がトレーサーガス式漏水調査であったとしても、初めからトレーサーガス式漏水調査を行うわけではなく、先に音聴や目視、各バルブの開閉テストなど、一般的な漏水調査を実施させていただいています。
理由としまして、トレーサーガス式漏水調査も万能というわけではなく、状況によってはトレーサーガス式漏水調査では不向きなこともあるからです。
今回も漏水調査の初期段階で、給水管(水)のほうではなく給湯管(湯)のほうの管の漏水であることが判明したため、どちらかというとトレーサーガス式漏水調査には不向きな漏水でした。
また、音聴調査の段階でわずかですが漏水音が捕捉できたので、それを頼りに床下調査を実施させていただき、無事に漏水箇所を特定することができました。

漏水修理
給湯銅管が腐食により穴が開き、そこから水が噴き出していました。
漏水している箇所がちょうど各分岐の近くで、部分的に修理するにも腐食の少ない場所からやり替えなければいけませんので、4箇所ほど切断して樹脂製の管で繋ぎ直しました。

配管後に通水テストなどを行い、修理部と他の漏水が無いことを確認。
床下で水溜まりに寝そべりながらの作業で大変でしたが、無事に完了できました。