さいたま市南区に「メーター検針の際に漏水を指摘された」というご依頼で調査に行ってきました。
漏水調査
現場は2階建ての戸建てで水まわりは一階のみでした。
漏水指摘の原因で意外に多いのはトイレの水漏れです。
便器内にチョロチョロと漏れている場合気づかなかったり、気づいても大した事がないと思い放置してしまうケースがあるからです。
ただ今回はトイレの水漏れではありませんでした。
メーターで漏水を確認後に給水か給湯かを判断するために給湯バルブを閉栓してみましたがパイロットの回転に変化はありませんでした。
これにより給水管の漏水であることが判りましたので、各水まわりの水栓金具(蛇口など)からデジタル音調機で漏水音の確認を行いました。
上の写真はキッチンで、調査機の画面に「33」という数値が表示されていますが他の水まわりでは大体「10」前後の数値でした。
このように数字でも表れているのですが、ヘッドフォンに聞こてくる漏水音から明らかにキッチン付近だということが分かりました。
この後、キッチン床下収納から床下の配管を確認しました。
漏水はありませんでしたが、土が湿っているのは確認できました。
ここまでくると漏水箇所はほぼ特定できます。
自治体や築年数によってある程度は管種や工法が共通になっているからです。
庭に出て漏水が疑われる場所を掘削しました。
分かりにくい写真ですが既設の鉄管が腐食して赤丸の部分から水が噴き出ていました。
漏水が発見出来たのでお客様に状況説明と修理のお見積もりをお伝えした上で、このまま修理まで実施することになりました。
漏水修理(給水管一部更新)
土中の一部とキッチン蛇口までの給水管を交換します。
漏水箇所のすぐ右側にプロパンボンベが設置されていることと、既設の管が直線ではなかったこともあって、キッチン部分だけではなく少し先のほうまで交換することにしました。
屋内へは壁に穴を開けて新たに引き込みました。
既存の穴(今まで蛇口が付いていたところ)は化粧プラグで隠蔽して、新たに引き込んだ給水管に瞬間湯沸かし器との分岐金具を取り付けました。
瞬間湯沸かし器への繋ぎと蛇口を取り付け直します。
通水テストして無事完了です。
今回は違いましたがメーター検針で漏水を指摘されたらとりあえずトイレを確認してみるといいかもしれません。
当店では調査から修繕まで一括して承っております。
漏水でお困りの方はお気軽にご相談ください。