さいたま市中央区に【2階のトイレを流すと1階のトイレでゴボゴボと音がして、便器内に溜まっている水が無くなってしまう】というトラブルの修理に行ってきました。
現場は賃貸アパートの1階です。
たしかに症状も確認できました。
原因はいくつか考えられますが
- 排水管のつまりまたはつまりかけている
- 排水管径が細い
- 排水管のたわみや曲がりが多いなど構造上のもの
などが挙げられます。
原因が1である場合は、つまりの除去や排水管の高圧洗浄で解決することができます。
問題は2と3の場合です。
この２つに関しては根本的な解決策として、排水管の更新が必要になります。
ただ、集合住宅にしろ戸建て住宅にしろ既存の排水管を新しくする工事は容易ではありません。
そこで、構造を改めなくてもつまりなどの不具合は発生しないという条件下でのもう１つの解決策として通気弁（吸気弁）を設ける方法があります。
※予め設置されていない場合。設置されている場合は通気弁の不具合（つまりなど）も考えられます。
この方法であれば比較的簡単にゴボゴボ音や破封※1の症状を改善できます！
今回の現場もつまりは発生していなかったので、通気弁を取り付ける方法を選択しました。
通気弁の取付け
問題の排水管は屋内隠蔽になっているので、ユニットバス天井の点検口から覗いて位置を確認しました。
ユニットバス内の換気扇を外せば非破壊で作業出来そうだったので早速実施します🪛
大きい穴が点検口で小さい穴は換気扇の取り付け部です🕳
ご覧のとおり点検口の真上に梁が通っているのでここからは作業できませんでした🤦♂️
点検口の隙間から覗きながら換気扇取付け口に腕を入れて作業しました。
とてもやりづらかったです🤨
このスペースなので通気弁を取り付ける場所と方法は限られています。
まずは排水管の作業可能な位置に穴を開けました！
そこに取り出しチーズを取り付けます。
あとは配管を繋いで通気弁を取り付ければ完成です。
今回使用したのは通気スイスイという低位施工が可能なタイプです。
施工後に1階と2階のトイレを流してみたところ、症状は無事に改善されていました👌
ゴボゴボという激しい音と破封による悪臭から解放されて、依頼者様にもとても喜んでもらえたので良かったです！
※1封水が切れる事。分かりやすい例として、便器内に常時溜まっている水が無くなってしまう症状です。
