今日、テレビで詰まり修理のぼったくり事例が紹介されていました。
トイレの詰まりの修理で30万❗️とか、ここもここもやらないといけないと言って100万以上❗️とか、同業でも唖然とする驚高の金額でした????
当然ですが、詰まりの修理なんて相場が分からない人がほとんどだと思います。
そこで、この業界に携わってきた中での経験や情報に基づいて(あくまでも個人的な見解ですが)、相場と注意ポイントを何点かお伝えしたいと思います。
まず相場についてですが、例えばトイレの詰まりでトイレットペーパーや汚物による軽微な詰まりの場合、業者が始めに行う作業はローポンプやハイスパッドなどの器具を用いてのものになると思います。
これは市販のラバーカップの強力版と考えていただければ良いと思います。
便器内で詰まっていて原因が上記のものであれば、ほとんどの場合これで解決します。
作業時間の目安としては最初の点検も含めて10分〜15分くらいといったところです。
肝心の料金ですが、一般的な相場は、
〜15,000円です。
※当店では基本料金0円+作業費5,000円+出張費3,000円+税で承っております
〜としている理由としては、地域、個人店、法人の別や、出張距離、作業時間帯などを考慮してのことです。
この程度の作業であればMaxこのくらいが適正ではないかと個人的には感じます。
次に、異物を誤って落として詰まってしまった場合ですが、こちらはローポンプなどの作業ではなかなか解決しません。
多くの場合、便器と排水管の接続部分まで流れてしまっているので、手を突っ込んでも取れません。
ではどうするのかというと、便器、タンクなどを全て取り外して便器の裏の出口から原因を直接取り出す作業を行います。
目安の作業時間はスムーズにいったとして1時間くらいだと思います。
便器脱着による作業の相場は、
〜30,000円です。
※当店では基本料金0円+作業費12,000円〜+出張費3,000円+税で承っております
当店でも便器脱着作業は一律ではなく12,000円〜としておりますが、これは一口に便器と言っても様々なタイプがありますし、作業条件によって手間や作業時間にも大きく影響してくるからです。
今は便器(トイレ)の交換が商品込10万前後で出来る業者があるくらいですから、古いものをそのまま戻すと考えるとよほどお気に入りの便器でない限り、新品交換の1/3くらいの予算までで済ませるのが妥当かと思います。
緊急性が高いケースが多いので、交換する予算はあっても待っていられないということも多いと思いますが、当店を含め当日新品施工可能な業者も沢山ありますので、何社かに問合せしてみるのも良いと思います。
次は便器の先の排水管で詰まってしまった場合ですが、方法はいくつかあるのですが代表的な作業としては高圧洗浄機を使用したものになります。
これについては作業条件によって費用が大きく異なるので、ここでは詰まり1か所、戸建て、屋外からの作業が可能、高圧洗浄機のみで解決、という前提条件を付けてお話しします。
高圧洗浄機使用により詰まりを除去するための所要作業時間は大体1〜2時間くらいです。
詰まっている桝(庭にあるマンホールのようなもの)と桝の間や桝と便器まで間に専用のホースを挿入して、高圧の水を噴射して詰まりを取り除きます。
高圧洗浄使用による詰まり除去作業のおおよその相場は、
〜40,000円です。
※当店では基本料金0円+作業費15,000円〜+出張費3,000円+税で承っております
高圧洗浄機は機械本体、専用ホースやノズルなどの消耗品も高額な物が多く、動かすのにガソリンなどの燃料も使い、さらにこまめなメンテナンスも必要で、業者側は導入やランニングコストにかなりの費用がかかるので、その分作業費も高額になりがちです。
以上が主にトイレ詰まり修理の各作業の相場です。
繰り返しますが、あくまでも個人の経験や、同業に携わっているからこそ入手できる情報を基にした物です。
続いて、注意ポイントを2つ。
まず、基本料金についてです。
ちなみに当店では0円です。
ですから、TOPページ料金表のボタンの5,000円〜などの表記は全て作業費そのものになります。
ただ、同業他社さんのホームページを見ると【基本料金4,000円〜】などとなっているところが散見されます。
中には1,000円を切っているとこもあります。
ですが、これはあくまでも基本料金の表示であって、実際の作業費や下手すれば出張費などの諸経費も別途ということになります。
基本料金に簡単な作業費を含む業者さんもあるようですので一概には言えないのですが、基本料金1,000円などの表示に安易に引っかからないよう注意が必要だと思います。
次のポイントは広告費です。
テレビCM、タレント起用、マグネット広告、電話帳などなど、様々な広告手法、媒体がありますが、広告をかければかけるほど莫大な費用もかかります。
この広告があることで、お客様が業者を探すことも依頼することも出来る面もあると思うので、お客様、業者ともにメリットがあるのですが、業者側からするとかかった広告費を回収出来ないと赤字になります。
では、どこから回収するのかといえば当然お客様からです。
予定を立てられる、あるいは多売できる来店型のサービスならばまだしも、我々のような緊急出張サービスは急な依頼が多い上に出張時間もかかりますので、交通状況や作業内容によっては午前で一件しか行けないなんてことも頻繁にあります。
要するに薄利多売はとても難しいです。
そうなると一件あたりの作業単価を上げるしかなくなるのです。
某大手では、一件の仕事を獲得するのに広告費が〜円かかっているから、依頼内容に関わらず最低〜万円はもらってこいと上司が指示を出すそうです。
ですから、不要な工事を進める、適正でない請求をするといったことが横行するのだと思います。
注意点として訴えたいのは、大手だから安心とか、変なことはしないだろうという固定観念は捨てたほうが良いということです。
長くなりましたが、今日はこのくらいにしておきます。
少しでも水まわりの修理業者選びにお悩みの方の参考になれば幸いです????????